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2007年12月22日

J-Net特集―この1年―韓国に旅して―ソウルの町:鄭容順

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およそ毎年1回、韓国訪問をしているのに今年は印象に残った。

5月9日から13日までの滞在だった。
ライフワークでしている「韓国に暮らして」の取材はフル回転にこなしながら今年はソウルの町を歩いた。2004年に訪韓したときに驚いた。ソウル市庁前から徳寿宮に行くのに横断歩道ができていた。
それまで地下鉄駅になっている地下道に入って地下道から出てこないと徳寿宮に行けなかった。韓国の地下道は深い。また格別にこの地下道は深く広い。軍事境界線で休戦になっている分断国家はもし万が一戦争が起きたときにこの地下道は人々の避難の防空壕にもなるという設定にしてある。
若いときは深い階段の上り下りも苦にならなかったが寄る年端には階段の上り下りは苦痛そのものであった。
宿泊のホテルはソウル市庁前にあるニユー国際ホテル(在日韓国人が経営者)、ホテルの窓から徳寿宮の森が目の前に見える。
韓国に訪問するたびに徳寿宮の森を見ると向こうまで行けない韓国の道路状況に不満が募っていた。
何年か前に韓国の知人に「韓国も高齢者者社会を迎える。いつまでも防空壕のような階段の上り下りは市民には苦情そのものになる。早く改善してほしい」と訴えた。知人は黙って聞いていた。
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そして2004年、ロッテ百貨店に行こうとした。有事が起きたとき飛行機の滑走路になるという8車線の道路に横断歩道ができていた。
もうその気持ちは例えようがないぐらいに嬉しくて胸がワクワクした。日本に戻る前日の夕方だったので徳寿宮の訪問はあきらめたが次に来たときは必ず訪問することを自分に約束していた。
そして今年の訪韓になった。取材の合間を縫って徳寿宮を訪問し手入れされたソウル市庁の前を歩き2004年秋に完成した清渓川のほとりも歩いた。
ようやく心おきなくゆったりと歩いて観光のできるソウルの町を満喫した。
この町づくりにチャレンジしたのはいうまでもなく先日の選挙で大統領になった李明博さんが情熱を傾けた仕事だったと最近になって筆者はわかった。
知人と新大統領はたぶん同じ時期に大学で学んだ同窓生である。
知人にもらした道路状況の不満は案外伝わっているのかもしれないと内心自己満足をしている。
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心おきなくゆったりと歩けるソウルの町、清渓川の水辺でくつろぐ市民たちの表情に時代を先取りした町づくりの手腕を心から喜んでいるように思えた。
町づくりは人々のコミニユケーションの場所でもある。
次は若者たちが正規の就業について家族が安心して暮らせる国造りをめざしてもらいたい。
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韓国の大統領選挙は2007年の年末12月に決まった。
筆者が韓国に訪れたのは5月、清渓川を拠点にして韓国の観光は広がった。足でいけるソウルの町の散策に感動していた。あれから半年たったがどこかでまだ感動の余韻が残っている。
ソウルの町づくりに手腕を発揮されたという新大統領、筆者にとっては今年の思い出の1つとして心の中に刻み込まれた。
清渓川の水辺でくつろぐ人たちに幸せ多く平和な韓国政府を築かれることを祈念して今年の思い出にしたい。
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ソウル市庁前の多目的広場、季節によって変わる広場、市民たちの憩いの場になりつつある。韓国ソウルの町、自然を多く取り入れた町づくりは時代を先取りして環境に工夫されていることも心に残っている。
【写真説明】①清渓川でくつろぐソウル市民たち②ホテルの窓から大統領府青瓦台が見えます③ホテルの窓から徳寿宮の森が見えます④ソウル市庁前⑤光化門に通じる大通りに横断歩道、ホテルの窓から。2007年5月9日から13日韓国に滞在の間撮影。

2007年12月22日 08:42

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