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2007年12月31日
コラム 経済・社会・放送雑感 『 経済・社会この1年 』 ケイ・イシカワ
この国では格差はいっそう広がり、裕福な人々は海外旅行へ何度も出かけられるが、いわゆるワーキング・プアーは生きていくのも困難、健康保険からも脱退して、医療も受けられない、妊娠しても診療を受けられない人が少なくない状況である。筆者もそういう人々と大差はない。いわば”北”の人々と大差ないとも言えるだろう。
原油価格が高騰して、諸物価が上りつつある。しかし低所得層の収入は一向に増えない。税金はあがり、保険料が上り、実質可処分所得は大幅に減少している。今後もこの傾向が続く見込み。
現首相は“希望の持てる未来”とか“希望の持てる社会”とか唱えているが現実は厳しい。
NHKでは最近若者の車離れといい、また車のセールスマンは新車が売れないという。国内の自動車販売台数は減少(中国はこの件では日本を抜いた)。
車離れというよりは”売れない”のである。セレブやお金持ちはロールスロイスやフェラーリなどの高級車を乗り回している。節税のため高価なものを買い、経費として落とすのである。知り合いの自動車修理業の社長は、ポルシエカレラ911に乗っている、この国では極めて乗りにくい車だが、節税のため無理して買うのである。そういう車に乗っていると”もてる”のがこの社会。一方では車をもてない人が増えているのだが、NHKなどはこれを若者の車離れという。物は言いようである。
来年はサブプライムローン問題がいっそう深刻となり、焦げ付きが一挙に顕在化する予定であるという。北京オリンピックが終わると世界は深刻な不況期にはいると予測する経済人は少なくない。
筆者はマルクスならどう現在を捉えるかと想像する。世界は中国という一見共産国の地域も資本主義化しつつあるということで、自然主義過程で資本主義化は進み、やがてその生産性豊かな協業を基礎に、個人的所有社会つまり社会主義・共産主義が実現する。(註:国有は私有の最高形態で、社会主義・共産主義に反するもの。) これが自分の考え方でチャンス到来で未来は明るいと。
資本主義の世界各国での実現・発展、世界市場、世界恐慌、世界革命という図式・つまりマルクスのプランである。これはいわゆる先進国革命論である。ソ連や中国の革命は後進国革命でマルクスに反する。
来年後半に予測される世界恐慌は失業を増大させ、、勤労者に時間的余裕を与えて、政府・国家に批判的になる時間を与えるというわけである。これに備えて世界の勤労者は団結しよう!
世界恐慌で生産はストップあるいは大幅に縮小、地球温暖化も進まなくなるだろう。人類にとってチャンスと飛躍の年となるやろか、平成8年?
2007年12月31日 10:05