2008年03月01日
コラム「風」 情報はセフテーネットの土台である:川瀬俊治
情報は平等に流れない。
▼当然のことだ。それでどうするのかが問題になる。
▼夜間中学生の募集は、「学びたい」と願ってきている人にはなかなか届かない。市の広報紙に載っているではないかーとかいうが、当事者が読むことがなければ何の効果も示さない。
▼セフテーネットの一つに情報があることは常識なのだが、そのことが全然理解されていない。はしなくも露呈したのは年金問題である。
▼セフテーネットを公共投資の基礎にあると思ってもみなかったようだ。行政の基本が軽視されてきたのである。セフテーネットに関わる情報をドンドン流すべきだ。
▼たとえば、識字は生きていく上での重要性は言うまでない。では定住外国人、あるいは在留外国人に対して、識字力を養う情報政策が行なわれているだろうか。十分ではない。テレビで盛んに識字教室の宣伝をする、ラジオではPRするーなど当然のことだろう。
▼「コマーシャル代が高い」となるが、メディアの社会貢献からテレビ、ラジオの方から協力を申し入れることにはならないか。商業放送だけに満足していいのだろうか。
▼こうしたセフテーネット策を十全にやって、その上で管理策が登場するならまだしも、お寒い状況下で、管理、監視だけが強調されるのは、人間として誠に恥ずかしいことではないのか。
▼人間の豊かさの指標を増やすべきだ。国籍で限られてはならない、民族で限られてはならない、言語で限られてはならない。
2008年03月01日 00:31