2008年05月09日
志村墨然人「墨描・中国人強制連行の図」展とシンポジウム川瀬俊治
志村墨然人「墨描・中国人強制連行の図」展(5月21日(水)~24日(土))とシンポジウム(5月17日)が開かれます。以下案内です。
志村墨然人「墨描・中国人強制連行の図」展とシンポジウム
http://ksyc.jp/kobeport/20080517kyoto-nonaka.pdf
●志村澄然人についてはその志の高さをうたい作品の背景と完成までの軌跡が紹介された文があるの以下記します。「丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」に対比して、「墨描・中国人強制連行の図」といえるものです。」と評価されています。
-遺骨送還55周年、人として忘れてならない歴史があります!-
「1894年から半世紀にわたって、日本軍国主義者の中国侵略により、中国人民はきわめてひどい災難を蒙り、日本人民も大きな損害を受けました。前の事を忘れることなく、後の戒めとする〔前事不忘、後事之師〕といいます・・・」。これは、1972年9月、日中国交回復時の田中角栄首相歓迎宴における周恩来総理の挨拶の一節です。その周総理は1年半の日本留学を終える際「雨中嵐山」(1919年4月)を残しており、日中国交正常化後にその詩碑が京都・嵐山に建てられたことはご存知の通りです。
この京都の北部、与謝野町(旧加悦町)の日本冶金・大江山鉱山には、主として河南省から強制連行された200人の中国人が重労働を強いられ、そのなかで12人の命が失なわれました。その地に建つ「日本中国悠久平和友好之碑」では、毎年、京都府日中友好協会によって「日中不再戦・平和祈願祭」が行われています。
戦時中、日本国内の労働力不足を補うために約4万人の中国人が日本各地の135事業所に連行され、過酷な労働のなかで6830人が生命を奪われました(『外務省報告書』)。当時、北海道の鹿島組玉川事業所の中国人収容所で管理人を命じられた志村墨然人さん(85)は、目撃した中国人の惨状を、慙愧の思いに駆られて、「自分が記録しなければ」と10数年前から墨描をつづけてきました(中には3.6×2mのものも)。いずれも迫真力を備えていて、見る人を圧倒します。丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」に対比して、「墨描・中国人強制連行の図」といえるものです。
これらの墨描は、今まで、花岡事件の現地(秋田県大館市)、北京での花岡蜂起60周年記念式、天津の「在日殉難烈士・労工紀念館」、台湾での「中国人強制連行と戦時性暴力」シンポジウムなどで、その一部が展示されただけです。そこで、今回この京都の地で、その墨描20数点を一堂に展示するとともに、関連資料の紹介、さらに記念シンポジウムを持ちたいと思います。
今年は、日中平和友好条約締結30周年にあたり、また民間の日中友好人士と在日華僑の手で、日本で亡くなった中国人殉難者の遺骨が中国に初めて送還されて55年目にあたります。そして昨春、中国人強制連行事件の初の最高裁判決となった西松・広島訴訟では、請求は棄却されたものの、「上告人(西松建設)を含む関係者において、本件被害者らの被害の救済に向けた努力をすることが期待される」との勧告がなされました。それをどう実現するかという課題もあります。
そこで、次のような日程でシンポジウム及び「墨描・中国人強制連行の図」展を開催したいと思いますので、多くの方々のご参加、ご協力を呼びかけます。
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■シンポジウム「日中の真の和解のためにー中国人強制連行を考えるー」
日時:2008年5月17日午後6時~8時45分
会場:ハートピア京都(地下鉄烏丸線丸太町下車すぐ)
講演:「歴史と向きあうということ」野中広務氏
((社)日中友好協会名誉顧問、元内閣官房長官)
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■志村墨然人「墨描・中国人強制連行の図」展
日時:2008年5月21日(水)~24日(土)
会場:龍谷大学深草学舎多目的交流室
(京阪・深草/地下鉄・くいな橋)
入場料:無料
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●連絡先:龍谷大学深草学舎田中宏研究室
2008年05月09日 21:22