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2008年05月26日
エッセー「私が戦争反対な訳」:豊里友行
タイトルの内容をつづるエッセー。沖縄をとり続ける写真家の平和の願いを記す。
私はおばあっ子だった頃があった。
私はウトおばあ似だった。
ある時おばあは、長男の写真を見て涙ぐんだ。戦争が最愛の息子を奪った。
それを見た幼かった私は、戦争はいけないんだと実感した。
あれから父の兄弟の財産問題のけんかなどでおばあと会う機会がなくなった。
結局あばあさんにきちんと顔向けしたのはおばあさんのお葬式の祭壇だった。
どうしても最後に一目会いたくて人目を気にせず祭壇に上っていった。
だが気持ちはやけに凛として涙一つ見せなかった。
私はお金よりも大事なものをもらったと思っている。
泡瀬復興期成会の戦没者名簿(泡瀬関係者・日露戦争〜第二次世界大戦)によるとウトおばあさんの夫と長男が戦死している。
ウトおばあさんが涙ながらに戦争はいけないと教えてくれたことを私は忘れないでいたい。
子や孫へ戦争のない世界を創らなくてはならない。
2008年05月26日 18:54