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2008年04月27日
今週の一枚「春の出産シーズン」:笠井真美子
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猫の出産シーズンがやって来た。必然的に捨て猫も増える。保健所など行政機関に持ち込まれる子猫も増加する。
写真-4月中旬、段ボールに入れられ捨てられていた親子猫。心ある人に運良く保護された。
(動物愛護法では犬猫など愛護動物の遺棄犯罪は罰金50万円以下に処される。)
行政機関に収容され致死処分となる猫は、犬の倍以上。近年、減少傾向にあるとはいえ、参考に北海道内は、平成18年度で犬の殺処分頭数2877頭、猫は6889頭。行政機関で引き取られる猫の年齢は一才未満が36%を占める。(参考資料発行元:北海道)
まだ目が開いてない子猫が持ち込まれるケースが多いそうだが、そうした子猫は親猫なしに育てることは不可能だそうで、育ててから新しい飼い主に譲渡することが出来ないと判断され、即処分となるらしい。
もともと野良猫という猫はいない。飼い猫が捨てられたり無責任な飼い方で繁殖して増えた猫なのだ。
去年あたりから世間では猫ブームがおこっている。癒しとかカワイイと取り上げられる一方、その陰で悲惨な一生を閉じる猫達の方がダントツ多い日本。
動物愛護に関わっているとつくづく、ここまで命を大切にできない社会ってなんなのだろうと思えてくる。
動物を命ある生き物として捉えない歴史にこびりついた固定観念を引きずっているのだろうか。
ペットブームで自分の飼い犬猫に相当な愛情をかける人々が増える陰に、全国で年間50万頭も殺処分される。そんな社会異常じゃないだろうか。
愛護動物にまつわる問題はペットが引き起こす問題じゃなく人の心が作り出す問題だとつくづく思う。
近年、野良猫との共生を目指す「地域猫」の取り組みも普及されて来ている。地域と命ある生き物にやさしい地域猫活動が日本にくまなく普及されていくことを願う。
2008年04月27日 06:30