2008年09月26日
映写室「バックドロップ クルディスタン」監督インタビュー(後編):犬塚芳美
―野本大監督に伺う「クルド難民って?」―
(昨日の続き)
― 一般的なクルド人はどうなのでしょう。
野本:嘘吐きだと言う人も多いですね。しかもこのお父さんがクルド難民の象徴のような存在だったので、クルド人全体にそんなイメージを植えつけてしまいました。ただこの映画は、トルコやニュージーランドに一家を追いかけて行っていますが、お父さんの嘘を暴くのが目的ではない。僕がこの一家に関わったプロセスを見て欲しいのです。日本の分は僕の視点で見ていますが、トルコ編から映像の中に自分が映ります。それが嫌だったけれど、映ると別人になり切れると解った。演じるようなもので、それもある種の嘘ですよね。このお父さんは嘘をつきながらも世間と関わっている。色々な嘘のつき方等を見て、こうやって生きても良いんだ、こんな方法でも人と関われるんだと言うのに気が付いた。自分の問題に置き換えると気が楽になりました。
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(c)BACKDROPFILM
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2008年09月26日 06:47
