2008年08月16日
奈良・興福寺南円堂近くに林檎の木に林檎:鄭容順
朝から国立奈良博物館に行き帰りは奈良公園を通って興福寺の境内に入って歩いて帰ってきた。暑い日差しが頭上に照りつける。日陰を探して歩いても暑い。
一緒に行った夫が見つけた。
塀の上は樹木でお寺らしい雰囲気を出している。
そしてその塀の角に林檎の木が1本あった。林檎の木に1個の林檎が実っていた。1個だが力強く実っている。
まだ青い。秋に向かって色づいていくのだろう。
奈良の地でそれも興福寺境内で見つけた1個の林檎に暑さも吹き飛んだ。思わずカメラで撮影した。
まだ青い。
思わず夫に「この林檎まだ苦いのか。酸っぱいのか。どっちやろう」と聞くと「そんなわからんわ」と言う。
10代の若き時代、甘酸っぱい青春がよみがえってきた。
振り返ることで10代は「甘酸っぱい青春」と思えるが当時は「片思い」に明け暮れ甘酸っぱいというより「ほろ苦い」青春だった。
炎天下でけなげに実をつけている1個の青い林檎。
炎暑の下、甲子園で試合をする高校球児のようだ。
「ほろ苦い」思い出を抱えてふるさとに戻っていった球児もいるだろう。
今まさに戦い「青い林檎」の青春を勝ち取ろうと熱戦を繰り広げている高校球児たちのようだ。
1番の青い林檎をめざして酷暑の夏に勝敗を見せている。
そんな思いがよぎった真夏の一瞬だった。
【写真説明】8月16日、12時20分ごろ撮影。興福寺の林檎を出すためにあえて屋根も映像にいれて撮影した。
2008年08月16日 15:24
